どうも社内ニートです。
日経NETWORK 2020年3月号を読みましたので、書評・感想をご紹介していきます。
気になったトピック
日経NETWORK 2020年2月号の中で私が気になったトピックです。
- Chromium版Edgeリリース
- MWC中止
- 日本政府AWSを採用
- 企業ネットのべからず
- トラブルからの脱却
- マルウェア徹底解剖
Chromium版Edgeリリース
みなさんはどのWebブラウザを使用されていますでしょうか。
こちらのニュース記事によると、
Webブラウザのシェア1位はGoogle Chromeで、そのシェア率は60%以上となっています。
Windows標準のWebブラウザであるEdgeは6%と大きく遅れを取っています。
2020年1月15日のリリースでChromiumをベースとしたEdgeがリリースされました。
ChromiumはGoogle Chromeのベースにもなっており、
Edgeをカスタマイズする事でほぼGoogle Chromeと同様に使用することができると記載がありました。
Windows版はもちろんのこと、MacOS版もリリースされていますので、試しに使用してみたいと思います。
MWC中止
モバイル系のイベントであるMWCが新型コロナウィルスの影響で中止となりました。
昨年はSamsungやHUAWEIから折りたたみスマホが発表されたりしました。
今年は5Gに関わる発表が多くされるだろうと期待していましたが、中止となり非常に残念です。
新型コロナウィルスの影響は、ネットワーク業界にも多くの影響を及ぼしています。
まずは、CCIEラボ試験の延期です。
北京・香港の受験会場が閉鎖されたことにより、4/27に延期となりました。
次に、Interopの中止です。
毎年6月に開催するInteropですが、今年は東京オリンピックの関係で4月開催でしたが、
出店企業や参加者の安全のため中止となりました。
新型コロナウィルスが早く収束することを願います。
日本政府がAWSを採用
2020年秋頃から運用開始予定の政府共通プラットフォームでAWSを採用することが正式決定されました。
大企業を中心にクラウド化が進む中、やはり懸念はセキュリティや導入事例が少ないことだと思います。
しかし、日本政府が採用することでこの懸念は解消され、クラウド化が加速するのではないでしょうか。
それに伴い、クラウドエンジニアの需要も高まりますので、クラウドに関する勉強が必要ですね。
企業ネットのべからず
2020年3月号のメイン記事です。
ネットワークのトラブルは
- 人為的なミス
- 機械の故障
- 利用中のサービス障害
によって引き起こされますが、中でも一番多い原因は『人為的ミス』です。
この特集では人為的ミスの中でもやってしまいがちなトラブル事例が紹介されています。
- ブロードバンドルータでポート増設
- 余ったケーブルをつなぐ
- 社外で使ったPCをつなぐ
- 過度なセキュリティ設定
- 導入時のまま無線LANを使用
中小企業のネットワークでは、どれもあるあるだと思います。
また、これらのトラブルはネットワークスペシャリストの試験でも出題されていたような気がします。
ネットワーク中級者以上の方向けには少々物足りない記事かもしれませんが、
初心者・初学者方向けには非常にためになる記事だと思いました。
トラブルからの脱却
毎月楽しみにしています。
今回は熱暴走でインターネットが閲覧できなくなってしまうというトラブルでした。
最近はSOHO向けやデスクトップモデルという小型のネットワーク機器が多く販売されています。
小型のネットワーク機器に多いのが、ファンレス型です。
ファンがないため非常に静音なのですが、排熱が弱く、
今回のトラブルのように熱暴走しやすいという欠点があります。
置く場所だったり、ホコリ等にも注意したいですね。
マルウェア徹底解剖
こちらも毎月楽しみにしています。
非常にわかりやすい説明で、専門性の高い内容を記載されています。
今回はボットとRAT(ラット)についてです。
ボットは聞いたことがありましたが、RATは初めて聞く単語でした。
大きい違いはこのようにまとめられます。
複数端末を同時に操作する |
高機能で色々できる |
|
ボットもRATもですが、専用ツールが出回っており、
専門の知識がなくても簡単に作成し、操作することができます。
これからますますサイバー攻撃が増えると思われますので、
セキュリティに関する知識・技術も身につけて行かなくてはいけないと感じています。
2020年3月号の感想
2020年3月号もセキュリティに関する記事が多めでした。
私も今はFortiGateに関する記事を書いていますので、
セキュリティの勉強をして、知識・経験を深めて行く必要があると感じています。
また、AWS、Azureをはじめとしたクラウドに関する知識も必要になってきています。
先月号ではPythonの特集があったように、
今のネットワークエンジニアには、ネットワークの知識だけでなく、
クラウド、セキュリティ、プログラミングといった様々な知識が求められるようになっています。
技術の変革やトレンドについていけるように自己研鑽を怠らずに行うようにします。。
日経NETWORK
日経NETWORKはネットワークエンジニア初心者・初学者にオススメの雑誌です。
ネットワークの基礎を中心に、最新の事例や流行が紹介されています。
中級者以上には少し物足りない内容もありますが、
それでも毎号知らない単語や情報がありますので、
ネットワークエンジニア歴6年目の私も読み続けています。
日経NETWORKは大きな書店かオンラインで購入することができます。
書店で買うと1冊:2,050円するので正直高いです。
オンラインで定期購読を申し込むと
1年:18,500円(1冊:約1,542円)
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