この度自作PCを組みました。
組んだパーツの紹介と自作PCをすすめてみます。
PCが欲しい理由
PCが欲しい理由は1つで、現行PCのスペック不足です。
現行PCはノートPCを使用しています。
【CPU】2.7GHzクアッドコアIntel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.6GHz)、8MB共有L3キャッシュ
【Memory】16GB 2133MHz LPDDR3オンボードメモリ
【SSD】512GB PCIeベースオンボードSSD
【GPU】Radeon Pro 450(2GB GDDR5メモリ)
約4年前に購入した15インチのMacbookProです。
Touch Barが搭載された最初のモデルで26万円くらいしました。
4年経った今もブラウジングやブログを書いたりする分には全く問題ないのですが、最近の使用用途ではスペック不足だと感じ始めました。
最近の主な使用用途は
- GNS3(ネットワークシミュレータ)
- VirtualBox
- ブラウジング
- ブログ執筆
最近はCCNPの更新をしたり、これからLPICの更新のための勉強として、GNS3でCiscoルータをシミュレートしたり、VirtualBOXでCentOSを動かしたりしています。
いろいろ動かして、スペック不足と感じるのはメモリです。
メモリは16GBですが、Chromeで検索しながらGNS3でシミュレーションをしていると、14GBくらいまで使用率が上がっています。
GNS3ではルータを3台くらいしか動かしていないので、明らかなスペック不足と感じました。
私の目標の一つとして、Cisco最難関資格のCCIEを取得するということがあります。
CCIEホルダーの方に話を聞いていると、シミュレーターでルータを20台、30台動かしたなんて話を聞きます。
現状のスペックでは厳しいと感じたので高スペックなPCを買うことに決めました。
求めるスペック
シミュレーターではメモリを多く用いますので、最低32GBで可能ならそれ以上と大容量のメモリが必要となります。
CPUはそこまで強くなくていいものの、コア数などが大いに越したことはありません。
グラフィックボードはゲームをする予定がないので不要ですが、今後行うかもしれないので電源の拡張性は持っておきたいところです。
SSDは必要最低限で500GB程度あれば十分かと思います。
自分の求めるスペックを満たすPCはメーカーPCやBTOでもあるのですが、ワークステーションモデルというよりゲーミングモデルに近いスペックになります。
ワークステーションとゲーミングの最大の違いはグラフィックボードの有無です。
グラフィックボードもピンキリですが、中グレードで2~3万円ほどします。
(追記:2021年12月現在は仮想通貨のマイニングなどの煽りを受け、中グレードのグラフィックボードでも5万~6万円ほどに高騰しています。)
そのお金をかけるならCPUやメモリを増強することができるとして、選択肢の多い自作PCを作ることに決めました。
パーツ一覧
それでは選んだパーツをご紹介していきます。
種類 | メーカ | 型番 | 購入場所 | 金額 |
CPU | intel | i7-9700k | Yahoo!ショッピング | 45,161円 (17%還元+ポイント値引き後:32,161円) |
CPU FAN | サイズ | 虎徹 Mark-Ⅱ | PayPayモール | 4,378円 (24%還元後:3,505円) |
マザーボード | Asrock | Z390 Taichi Ultimate | Yahoo!ショッピング | 35,955円 (17%還元後:29,850円) |
メモリ | Corsair | CMK64GX4M2A2400C16 | Yahoo!ショッピング | 39,090円 (17%還元後:32,456円) |
GPU | intel内蔵グラフィック | Intel UHD Graphics 630 | – | – |
SSD① | SAMSUNG | 500GB 860EVO | Amazon | 6,150円 |
SSD② | SAMSUNG | 500GB 860EVO | ビックカメラ | 7,700円 (13%還元後:6,699円) |
電源 | Corsair | RM850x CP-9020180-JP | PayPayモール | 14,718円 (20%還元後:11,777円) |
PCケース | Fractal Design | R6 Black | PayPayモール | 15,409円 (24%還元後:11,713円) |
OS | Microsoft | Windows10 Pro | ビックカメラ | 25,300円 (13%還元後:22,011円) |
合計 | 193,861円 (還元後:156,322円) |
ちょうどポイントの還元セールを行っていたのでうまく活用して、実質155,000円程度で組むことができました。
CPU:i7-9700k
重い処理を行うわけではないので、i9までは不要と思いましたが、それなりの処理能力はあって欲しいということでi7を選択しました。
グラフィックボードを積むなら、グラフィック機能のないi7-9700kfでもいいのですが、今回はグラフィックボードを最初から積まないので、グラフィック機能付きのi7-9700kにしました。
CPU FAN:虎徹 Mark-Ⅱ
空冷、サイズ信者なので虎徹を選択しました。
簡易水冷は信じていないです。
i7なら本格水冷にするほどではないと思います。
マザーボード:Asrock Z390 Taichi Ultimate
これは一番ロマンが詰まっています。
なんと10Gigaポートがあります!!
そのほかにGigaBitEthernetポートが2ポートついています。
メモリも最大容量128GBまで対応するので、まさにインフラエンジニア向けのマザーボードとなっています。
今後グラフィックボードを積むとなっても、PCIeのスロットが3口ありますし、無線のアダプタは内蔵していますし、機能性・拡張性に優れたマザーボードです。
お値段も結構するんですけどね。
Memory:Corsair CMK64GX4M2A2400C16
メモリは無難にCorsairを選択しました。
拡張性を考慮してDDR-2400で32G×2で64GBになります。
シミュレーターはメモリを一番消費するので最低32GBであればあるほど良いと思います。
マザーボードの対応表にはこのメモリが対応していると記載がありましたが、メモリのマザーボード対応表には記載がありませんでした。
しかし、何とか起動しました。正常に動いています。
購入してからよく確認すると、マザーボードの対応メモリの表には64GBまで認識していることを確認と記載があり、128GBは人柱となるしかないかもです。。
対応表はよく読んでから購入するようにしましょう。
GPU:なし(オンボード:Intel UHD Graphics 630)
今回はグラフィックボードは搭載しませんでした。
シミュレータがメインなので、そこまでグラフィック性能が必要ないからです。
今後は動画編集を勉強してみたいので、積むかもしれません。。
(追記:2021年12月現在で価格高騰のためグラフィックボードはまだ購入はしていませんが、購入を諦めたわけではありません。)
SSD:SAMSUNG 860EVO 500GB
無難にSAMSUNGを選択しました。
特に可もなく不可もなくです。
最後に自作をしたのは大学生の頃で、その当時SSD500GBなんて20,000円くらいした記憶があります。
それが半額以下で買えるなんて。。。
電源:Corsair RM850x CP-9020180-JP
基本電源は立ち上げっぱなしなのでGOLDをチョイスしました。
ケーブルも着脱式ですし、文句はありません。
グラフィックボードを今後取り付けても大丈夫なように850Wにしておきました。
PCケース:Fractal Design R6
16,000円もする高級ケースです。
静音性は完璧です。
私が購入したのは静音性重視のPC内部が見えないタイプですが、アクリル板でPC内部が見えてLEDとかを光らせたいモデルもあります。
組みやすさや配線のしやすさ、拡張性全てにおいて満足できるケースです。
OS:Windows10 Pro
リモートデスクトップをしたいので、Proを選択しました。
地味にwindows updateの更新タイミングが選べるのはありがたいです。
Hyper-Vも触ってみたいのでPro一択です。
現状リモデは使用せずTeamViewerを使用していますが。。
バンドル版の購入も検討しましたが、そこまで価格が変わらないことからパッケージ版を購入しました。
組んでみて
組む手順はYouTubeでいろいろな動画が投稿されていますので、それらを参考にするとわかりやすいと思います。
組むこと自体は特にトラブルもなく、組み終わりました。
唯一あったトラブルとしては、Windowsもインストールして無事に起動完了しましたが、OSをインストールしていない方のSSDが認識されませんでした。
一瞬焦りましたが、フォーマットをする必要があることを忘れていました。
フォーマットしたら無事に認識され無事に組むことができました。
各種ソフトをインストールして環境を整えている状態ですが、快適なのは間違いないくらいキビキビ動いています。
追記:2年稼働させてみて
2019年に自作PCを組んで、2年が経過しました。
スペック不足だといようなことも感じず、特に今のところ問題なく稼働しています。
PCは3~4年程度で処理能力が倍近くになるので買い替え時となりますが、あと2~3年は頑張ってもらおうと思います。