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【オススメ】HHKB使用感レビュー【使用期間:1週間】

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どうも社内ニートです。

ついにHHKBデビューしました!!
HHKBを使い初めて1週間が経ちましたので、
実際に使用してみてのレビューをしていきます。

結論から申し上げますと、
早く購入しなかったことに後悔しています。

HHKBとは

HHKBはHappy Hacking Keyboardの略称です。
PFU社より販売されているキーボードで、
クセはあるものの、1度慣れてしまうと手放せないことから、
HHKB中毒者を排出するそんな魅力的なキーボードです。

HHKBの主な特徴は3点あります。

  1. 独自のキー配列
  2. 静電容量無接点方式
  3. 一生もののキーボード

特徴①:独自のキー配列

こちらは通常のテンキーレスキーボードです。
私がHHKB購入以前に使用していました、FILCO MajestouchBLACK茶軸です。

こちらがHHKBの日本語配列のモデルです。
画像はPFUダイレクトより引用しています。

写真からわかるように、テンキーレスキーボードと比較すると、
ファンクションキーやPgUPやPgDnキーなどがありません。
HHKBはキー数が少なく独自のキー配列になっています。
キー数の少なさからサイズも小さくなっており、
テンキーレスキーボードよりも、2,3周り小さいです。

独立したキーがなくても、もちろんこれらのキーを入力することは可能で、
複数のキーを組み合わせることで入力が可能となります。

独立したキーがないことは一見不便だと思うかもしれませんが、
通常のキーボードでは、ファンクションキーなどを打鍵する際に、
ホームポジションから指を離さないと入力することができません。
ですが、HHKBはホームポジションから離れることなく、打鍵することができますので、
非常に合理的となっています。

英字配列は更に独特

HHKBの日本語配列には独立したカーソルキーがありますが、
英語配列には独立した矢印キーも存在しません。
画像はPFUダイレクトより引用しています。

もちろんカーソルキーも複数のキーと組み合わせることで、
入力することが可能となっています。

特徴②:静電容量無接点方式

静電容量無接点方式は東プレ社のRealForceにも採用されているキーボードの入力方式です。
HHKBは東プレ社製の静電容量無接点方式が採用されてます。

静電容量無接点方式の主な特徴は2点です。

打鍵感

静電容量無接点方式の打鍵感はスコスコという印象です。
心地よい感覚から打つものを魅了します。

耐久性

静電容量無接点方式のキーの寿命は3000万回以上と言われています。
その耐久性の高さから業務用として採用されるケースがあります。
身近な例としては、セブン銀行のATMのテンキーに静電容量無接点方式が採用されています。

特徴③:一生もののキーボード

静電容量無接点方式は耐久性があるとご紹介しましたが、
他にもHHKBとして耐久性がよいという点があります。

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、
どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。
馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
いまやパソコンは消耗品であり、
キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
東京大学 名誉教授 和田英一


和田英一氏の『マイキーボードを作りたい』という考えのもと、
PFU社との共同開発にて製品化されたのがHHKBになります。
その和田英一氏の有名なHHKBの理念とも言える言葉です。
現在でも3年~5年程度経過するとパソコンが動作が重くなってしまいますので、
この周期でパーツ交換や買い替えが必要となる消耗品です。
パソコンが変わってもキーボードは変わらないことで、
入力のしやすさを変えず、効率を落とさないことができるので、
キーボードは消耗品ではないという考えになります。

HHKBではこの理念を実現しており、
一生もののキーボードと言える耐久性を実現していると思います。

ケーブルは着脱式

有線キーボードの場合、ケーブルは直付けのタイプが一般的かと思います。

この場合、キーボード自体は故障していなくても、
ケーブルが断線してしまうと使用できなくなってしまいます。

HHKBの場合、ケーブルは着脱式となっています。

ケーブルを着脱式にすることにより、
ケーブルが断線してもケーブルを交換することで、
キーボードを使用し続けることができます。
高級イヤホンや高級ヘッドホンでも採用されている仕組みですね。

電池を使用する

最近のBluetoothや無線対応キーボードでは、
バッテリー駆動のモデルが一般的になりつつありますが、
HHKBの場合は電池式を採用しています。

こちらも耐久性を意識されており、
バッテリーは経年劣化により、使用できる時間が短くなってしまいます。
高い耐久性を誇るHHKBでバッテリーを採用すると、
本体よりもバッテリーの方が寿命が来てしまいます。
電池であれば簡単に交換することができますので、本体の寿命に影響しません。

理由は分かるけど今どき電池式であることや、
電池を入れるところが出っ張っているデザインなので、
こちらは賛否両論あるところでもあります。

昇華印刷

通常の黒色のキーボードの場合、キートップに白字で『A』や『あ』と印字がされています。
これはレーザー印刷という方法で印字をされています。
簡単なイメージとしては、キートップの上にインクを乗っけているだけです。
この方法はコストが安い反面、打鍵数が多い方ですと、
数か月~1年くらいで刻印が薄くなってしまう場合があります。

HHKBで採用されている方法は昇華印刷という方法です。
この方法ではキートップの樹脂にインクを浸透させて印刷するので、
通常の使用では、刻印が薄くなったり、消えてしまうことはありません。

キートップの材質も異なっており、
レーザー印刷はキートップの材質がツルツルしています。
昇華印刷の場合は、ザラザラしています。
好みはあるかと思いますが、
昇華印刷の方が、高級感がある印象を受けます。

昇華印刷は白字の印字ができないため、
黒色のキートップに黒の印字となるので、見づらくなってしまいます。
こちらも好みですが、個人的にはスッキリとした印象となるので好きです。

キートップも交換可能

メカニカルキーボードのように、
HHKBでもキートップを交換することができます。
キーボードで一番触れる機会が多い、キートップを取外して洗うことで、
ある程度の汚れを落とすことができます。
どうしても汚れが気になってきた場合は、キートップ自体を交換することができます。

注意点としては、HHKBで採用されている軸は東プレ軸です。

メカニカルキーボードなどに採用されているものはCherryMX軸が一般的です。

この2つに互換性がないため、
CherryMX軸のキートップをHHKBに取り付けることができません。

自作キーボードでも採用されていて、
交換できるキートップの種類が多いのはCherryMX軸なので、
HHKBはキートップのカスタマイズに幅がありません。

左がCherryMX軸で、右が東プレ軸です。
キートップ側も形状が異なっていることがわかります。

純正ではないアダプターなどを使用することで、CherryMX軸に変更することも可能ですが、
分解などの必要がありますので、保証対象外や故障の原因となります。
行う際は自己責任にてお願いします。

HHKBのラインナップ

現在販売されているHHKBには大きく6種類のライナップがあります。
Professionalには静電容量無接点方式が採用されています。
Liteにはメンブレン方式が採用されていますので、ご注意ください。

  1. Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S
  2. Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID
  3. Happy Hacking Keyboard Professional Classic
  4. Happy Hacking Keyboard Professional JP
  5. Happy Hacking Keyboard Lite2
  6. Happy Hacking Keyboard Lite2 for Mac

Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S


HHKBの中で最上位グレードのフラグシップモデルとなります。
HYBRIDとは有線接続(USB Type-C)でも、
Bluetooth接続でも使用できるモデルとなります。
Type-Sは静音タイプとなっており、打鍵音が静かなモデルとなっています。

ラインナップとしては、6種類あります。
文字配列が日本語配列と英語配列。
配色が白・墨。
そして、英語配列の場合はキートップに何も印字されていない無刻印というモデルも存在します。

配列
日本語
英語
配色
白/墨
白/墨
刻印
あり
あり/なし

お値段は共通で35,200円(税込み)です。

Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID


こちらもHYBRIDで有線接続(USB Type-C)でも、
Bluetooth接続でも使用できるモデルとなりますが、
静音タイプではないモデルとなります。

ラインナップとしては、6種類あります。
文字配列が日本語配列と英語配列。
配色が白・墨。
そして、英語配列の場合はキートップに何も印字されていない無刻印というモデルも存在します。

配列
日本語
英語
配色
白/墨
白/墨
刻印
あり
あり/なし

お値段は共通で30,250円(税込み)です。

Happy Hacking Keyboard Professional Classic


こちらは有線接続(USB Type-C)のみのモデルとなります。
こちらは英語配列のみとなっていますが、
日本語配列がないわけではなく、製品名が異なっており、
この後にご紹介する『JP』というモデルが日本語配列モデルとなります。
こちらも静電容量無接点方式となります。

ラインナップは4種類で、配色が白・墨。
キートップに何も印字されていない無刻印というモデルがあります。

配列
英語
配色
白/墨
刻印
あり/なし

お値段は共通で25,300円(税込み)です。

Happy Hacking Keyboard Professional JP


先ほどご紹介した英語配列の日本語配列モデルとなります。

ラインナップは2種類で配色が白・墨となっております。

配列
日本語
配色
白/墨
刻印
あり

お値段は共通で25,300円(税込み)です。
本モデルは在庫品限りの販売となっていますので、
ご購入を検討されている方はお早目の検討をオススメします。

Happy Hacking Keyboard Lite2


Liteの名の通り、HHKBの廉価版というモデルになります。
着脱式ではない、USB Type-Aケーブルで接続します。
廉価版であることから静電容量無接点方式ではなく、
メンブレン方式となっています。

配列はHHKBだけれども、打鍵感は数千円のキーボードと同じとなっています。
Liteの場合は英語配列でも独立したカーソルキーがあります。
また、日本語配列モデルにはかなが無刻印となっていますので、
スッキリとした印象となっています。

ラインナップは4種類です。

配列
日本語
英語
配色
白/黒
白/黒
刻印
あり(かな無刻印)
あり

お値段は共通で5,940円(税込み)です。
廉価版ということもあってかなり値段に差があります。
本モデルは在庫品限りの販売となっていますので、
ご購入を検討されている方はお早目の検討をオススメします。

Happy Hacking Keyboard Lite2 for Mac


HHKBの廉価版のMac版となっています。

ラインナップは2種類です。
配色がMac版だからなのか白しかありません。

配列
日本語
英語
配色
刻印
あり(かな無刻印)
あり

お値段は共通で6,254円(税込み)となっています。
Mac版の方が少しお値段が高くなっています。

購入したHHKB

Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-Sの、
英字配列・墨・刻印ありを購入しました。

FILCO MajestouchBLACK茶軸も入力自体に不満はありませんでしたが、
テレワークが基本となり、会社支給のパソコンなど操作するパソコンの台数が増えたため、
USBを繋ぎ変えるという動作が面倒すぎたので、Bluetoothが必須でした。

メカニカルキーボードは持っているので、静電容量無接点方式が欲しいと思い、
RealForceも検討しましたが、Bluetooth接続モデルがないため、
HHKBを購入することに決めました。

静音タイプではない、Happy Hacking Keyboard Professional HYBRIDもありますが、
どうせなら一番高いやつを購入しようということで、
Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-Sの購入を決めました。

FILCO MajestouchBLACK茶軸

使用して1週間目のレビュー

2020年9月1日に購入しまして、翌々日の9月3日に到着し、
そこから約1週間が経ちましたのでレビューしていきます。

よかったところ

よかったところは4点あります。

  1. 入力していて気持ちいい
  2. 独自のキー配列は効率的
  3. HHKBを使用したくなる
  4. 肩こり改善

入力していて気持ちいい

打鍵感はスコスコという感じです。
静音タイプということもあり、打鍵による音は静かです。
キートップもマットな感じで高級感があり、入力していてかなり気持ちいいです。

今まで使用していたFILCO茶軸のメカニカルキーボードは、
打鍵感は同じくスコスコでしたが、打鍵による音はカチャカチャという感じです。
家でしか使用していないので、音は気にしていませんでしたが、
結構音は大きめだったんだなと思いました。

独自のキー配列は効率的

慣れれば独自のキー配列はかなり効率的でした。
ホームポジションから指を離さなくても、
カーソルキーやファンクションキーの入力が可能で、
文字入力の際に効率的に入力を実施することができます。

私は文字入力の際に『F10』や、エクセルで『F2』を多用するので、
指の移動が少ないので楽ということと、
時間に関しても1秒とかの世界ですが、効率化につながっています。

HHKBを使用したくなる

入力していて気持ちいいので、ブログを普段以上に書いたりしています。
うれしい誤算です。

この記事ももちろんHHKBで入力しています。
普段は2000文字も書けばいい方ですが、8000文字以上入力しています。。

肩こり改善

HHKBを使用するようになって、多少肩こりが改善したような気がします。
業務終了後の18時や19時くらいになると、右肩がカチカチにこっていましたが、
肩が全く凝らないわけではないのですが、以前よりも肩こりが減っている気がします。

よくなかったとこと

よくなかったことも4点あります。

  1. 独自のキー配列に慣れるのに時間がかかる
  2. 他のキーボードが打ち辛くなる
  3. 持ち運びは厳しい
  4. チャタリングが起きる

独自のキー配列に慣れるのに時間がかかる

購入前にかなり下調べをしたので、覚悟はしていましたが、
やはり独立したキーがないカーソルキーとファンクションキーの入力に慣れが必要です。

慣れてしまえば、指の移動がない分、効率が上がりますので、
よかったことでも紹介した通り、メリットになりますが、
慣れるまではミスタイプが増えます。
『←』を入力する際にその左隣の『PgUp』を入力してしまうミスが一番多くイラっとします。

1日1万文字近くは入力していますが、
ミスタイプが目立たなくなることや、
イラっとしなくなるぐらいまでの操作感に慣れるまでには3日程度かかりました。
まだ完全には慣れていないので、さらなる慣れにはもう少し時間がかかるかと思います。

他のキーボードが打ち辛くなる

独自のキー配列であるHHKBに慣れることで、
他の一般的なキーボードが打ち辛くなります。

一般的なキーボードでCapsLockの位置にあるキーが、
HHKBの場合はCtrlキーが割り当てられています。

HHKBに慣れた状態で普通のキーボードを入力する際に、
間違って、Capslockキーを入力してしまうことがあります。。
ただ、2,3分も使えば感覚を思い出します。

持ち運びは厳しい

本体の重量は540gです。
単三電池2本(1本23g)を使用しますので、合計583gとなります。

持ち運びはできない重さではありませんが、
13インチのノートパソコンの重さは1.5kg前後が多いかと思いますので、合計2kg程度になります。
少しカフェで作業するために持ち運びはしないかなという重さです。

あとは裸で持ち運ぶとキズや故障が気になります。
購入して1週間ですので、まだまだ雑に扱えません。
テレワーク主体ではなく、会社へ出社することになり、
長時間作業する必要があるのであれば、
専用のケースなどを購入して、持ち運びをすることを検討します。

リストレストは必須

個人的にリストレストは必須です。
HHKBをはじめとする静電容量無接点方式や、
メカニカルキーボードは、キーボード自体に高さがあります。

そのまま使用する場合は手の付け根を浮かした状態で入力することになります。
机の上に手の付け根を置いて入力するとなると、手首の角度がかなりついてしまい、
腱鞘炎になったんじゃないかと思うぐらい手首が痛くなります。

こちらの問題を解決するのがリストレストです。
リストレストを使用することで、キーボードと同じ高さに手の付け根を置くことができます。


こうすることで、手首の角度が付くことなく、
手首の痛みが発生することもなく快適に使用することができます。

持ち運ぶ場合はノートパソコンと、HHKBとリストレストとなると、
かなり荷物が増えますので、余計に持ち運びたくなくなります。

HHKB専用のリストレストも販売されていますが、
木製で堅そうな印象を受けます。

画像はPFUダイレクトより引用しています。

個人的にやわらかい方が好きなので、
Amazonで1000円くらいで購入したリストレストを愛用しています。

チャタリングが起きる

BlueTooth接続の場合、チャタリングが起きる場合があります。

チャタリングとは、1回しか打鍵していないのに、
複数回入力されてしまう現象です。
例えば、『あ』と1回入力したつもりが、
『あああああ』というように複数回入力されてしまう現象です。

対策方法は公式からアナウンスが出ています。

私も購入した日にチャタリングが起きました。
チャタリングはWindowsで発生したのですが、アナウンス通り、
WindowsのBluetoothのドライバーを更新することで、多少発生率が軽減しました。
発生頻度は毎日朝7時くらいから夜11時くらいまで使用していて、
今のところ3日に1度起きるか起きないかくらいです。

チャタリングが1回発生するというよりも、
5分間ぐらい入力に遅延を感じたりと不安定になるという感じです。

頻度自体は今のところはそこまで気になるレベルではないのですが、
気になるようになったら、使用頻度の高いメインのデスクトップパソコンで使用する場合は、
USB接続で使用することで対策しようと考えています。

総評

よかったところも、わるかったところありますが、
冒頭で申し上げた通り、もっと早く購入すべきだったと後悔しています。
つまり、かなりよかったです。

独自のキー配列や日本語配列から英語配列への乗り換えだったのですが、
ここら辺は全て慣れが解決してくれます。

これから使い込んでいき、
もっと慣れることで作業・勉強の効率化を図っていきます。
また、使い込むことで違うメリット・デメリットも見えてくるかと思うので、
また後日記事にしたいと思います。

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