世の中エンジニアは稼げると騒がれています。
最近ではプログラミングスクールが流行っていますね。
2021年12月追記:最初に記事を書いた2019年よりはブームは落ち着いているかと思いますが、それでもエンジニアを目指そうとする方は多いかと思います。
エンジニアと言っても色々な種類のエンジニアが存在します。
今回はその中でも、私の本職でもあるネットワークエンジニアの年収についてフォーカスしていきます。
ネットワークエンジニアとは
ネットワークエンジニアとはネットワークに関する技術を主に扱うエンジニアです。
と言ってもどんな仕事かはわからないと思いますが、カフェや街でWi-Fiにつないでインターネットを見ることができたり、会社や学校でインターネットを見ることができるのは、ネットワークエンジニアの仕事のおかげなのです。
実際は色々なことをしていますが、端的に言えばどこかからどこかへ繋なげる仕事です。
稼げるか稼げないか
ネットワークエンジニアは稼げます!!
20代で年収500万円以上は余裕で稼げると思います。
実際に私は学部卒で22歳から働き初めて、1社目では年収500万、転職を1回し、2社目では20代で年収700万円以上まで到達しています。
企業別ネットワークエンジニアの年収
ネットワークエンジニアに限った話ではありませんが、年収を高めるためにはどの会社に勤めるかが重要です。
そこで、ネットワークエンジニアが働いているであろう主な会社をピックアップしました。
あくまで個人的調査の結果になります。
20代:年収300万円〜400万円
20代で年収300万円~400万円は地方なら十分な年収ですが、関東圏ですと少し物足りない年収かと思います。
地方IT企業
地方にあるIT企業を指します。
地方にある大手企業の子会社ではなく、地方の地元密着型のIT企業です。
私の出身大学は地方国立大学で、この地方IT企業の求人をよく見かけました。
新卒の就活で説明会にも何社か参加しましたが、その時見た感じとしては20代で年収300万円代でした。
小規模特定派遣会社
いわゆるSESです。
特定派遣は派遣会社の正社員として雇われて、派遣されるという派遣制度です。この中でも小規模な特定派遣会社の場合は20代で年収300万円代くらいで、正直会社によってはもっと少ないです。
20代:年収400万円〜500万円
20代で400万円~500万円ほど貰っていれば、関東圏でも十分な暮らしが余裕でできる年収かと思います。
大規模特定派遣会社
例:アデコグループ、etc
大規模な特定派遣会社の場合は20代で年収400万円くらいかと思います。
小規模特定派遣でも社員に多く還元してくれるところはこれぐらいの年収に達することもあるかと思います。
資格取得手当などが豊富なのであれば、積極的に取得することで年収UPにつなげることができます。
地方大手子会社
例:地方デー子、地方メー子、etc
地方にある大手企業の子会社を指します。
本社は首都圏にあるが、勤務は地方の場合もこちらに当てはまるかと思います。
こちらは20代で年収400万円~500万円くらいです。
デー子・メー子についてはこちらを参照ください。
20代:年収500万円〜600万円
20代で年収500万円~600万円を貰っていれば、会社のすぐ近くや都内でも渋谷・新宿・池袋などのエリアにも住むことができるかと思います。
一般派遣
特定派遣と違い、派遣会社の正社員ではなく、派遣会社に登録して、派遣会社経由で企業へ派遣されます。
特定派遣よりも給料が高いです。
年収はスキル次第ですが、資格や経験を積んでいれば容易にこの年収レンジに達することができるかと思います。
特定派遣と比較すると年収は高いのですが、派遣されず待機している期間中は給料が発生しないというリスクもあります。
特定派遣の場合は、派遣されずに待機している期間中でも給料が発生しますので安全とも言えるかと思います。
首都圏・関西・中京の大手子会社
例:首都圏・関西・中京のデー子・メー子・ユー子、etc
先程のデー子・メー子・ユー子の本社が首都圏・関西・中京にある企業です。
地方だか勤務は首都圏のような場合もこちらに該当します。
地域手当や住宅補助があり、これらが地方よりも多いため年収も高くなります。
地域手当は2〜3万円、住宅補助は1〜2万円程度高くなるかと思います。
地域手当がボーナスの加算対象だったりするので、結果地方と比べて年収が100万円程度違ってきます。
中規模キャリア会社
例:IIJ、アルテリアネットワークス、etc
IIJやアルテリアが中規模の会社かと言われるとそうではないと思いますが、後述の通信キャリアと比較すると売上規模などは小さいかと思いますので、このような表現を使用していますのでご了承ください。
年収としては他の大手企業を比較すると一段階低い印象です。
大手企業
例:ネットワンシステムズ、TIS、SCSK、etc
上場企業ですので、これらの会社に入ることができれば安泰ではありますが、大手企業でも最大手と比較すると年収は一歩見劣りする印象です。
20代:年収600万円〜
20代で年収600万円以上あれば、貯金さえ気にしなければ好きなことをできる年収です。
最大手企業
例:NTTデータ、NRI、富士通、CTC、etc
業界最大手企業郡です。
残業量や個人の評価によってはもう少し高い場合があります。
大手通信キャリア
例:NTT東日本、NTT西日本、NTT docomo、NTTコミュニケーションズ、KDDI、Softbank、etc
大手通信キャリアです。
最大手企業並みの年収が望めます。
福利厚生を加味するとNTT系が強い印象です。
外資系企業
例:Cisco、Microsoft、Amazon、etc
20代で1,000万円とかの高年収を狙うのであれば、外資系企業一択です。
ネットワークエンジニアとしての年収は最高峰かと思います。
年収500万円以上を狙うキャリアパス
ネットワークエンジニアになれば20代で年収500万円は容易に狙うことができます。
いきなり大企業に入ることができれば問題ないのですが、その前に高学歴の大学に入学・卒業することや熾烈な就職活動を勝ち抜く必要があり、個人的にはコスパ悪いと思います。
首都圏・関西・中京の大手子会社であれば、その親企業と比較すると楽に入社することができるので、ここに入社することをオススメします。
その後、年収が物足りないのであれば、転職をして親企業並の待遇の会社を目指すのが良いかと思います。
新卒入社で20代で年収500万円以上を狙う
新卒入社の狙い目は首都圏・関西・中京のデー子、メー子、ユー子です。
親会社に新卒で入社するのと比較して入社するハードルがかなり低いです。
入社後もそこそこ頑張っていれば20代で年収500万円以上は確実です。
中途入社で20代で年収600万円以上〜を狙う
大手企業・最大手企業・通信キャリアを新卒入社で狙うのにはハードルが高いです。
これらの新卒入社の方の学歴を見ていると旧帝大、首都圏国公立大、早慶上智が多い印象です。
競争率も高いので、学歴だけでなく就職活動もそれなりに努力する必要があります。
ですが、中途入社ならそこまでハードルは高くありません。
資格や自分の行った仕事を適確に説明できればこのクラスの企業に中途入社できます。
私も中途入社でこのクラスの企業に入社し、20代で年収700万円以上まで到達することができました。
まとめ
ネットワークエンジニアになれば20代で500万円以上を稼ぐことは容易です。
大学受験や就職活動で失敗しても、転職でまだまだ挽回できます!!
社会人になってからも勉強が続いてしまうのがエンジニア職の運命ですが、他の業種よりも高い年収は望めますし、努力した分が年収に跳ね返りますので、上を目指していきましょう!!
最後に。。
私個人的な意見としては、年収は高ければ高い方がいいと思います。
しかし、年収が高くなれば、それなりの仕事量やスキルを求められます。
自分自身のライフバランスと合った仕事量、年収を目指すことが幸せかと思います。