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【まとめ】情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について

資格・勉強法
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情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について

2026年3月31日(火)に『IPA』から情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士の見直しの検討状況について発表されました。

情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
情報処理推進機構(IPA)の「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」に関する情報です。

新試験制度について

新試験制度の名称や再編のされかたについては、すでに2026年1月にも日経クロステックや日本経済新聞にて報じられた内容と同一です。

試験名
変更点
再編前の旧試験名
ITパスポート試験

内容変更

データマネジメント試験 新設
情報セキュリティマネジメント試験 継続
基本情報技術者試験 継続

プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験

新設

応用情報技術者試験
ITストラテジスト試験
プロジェクトマネージャ試験
システム監査技術者試験

プロフェッショナルデジタルスキル(データ・AI)試験

新設

応用情報技術者試験
データベーススペシャリスト試験

プロフェッショナルデジタルスキル(システム)試験

新設

応用情報技術者試験
データベーススペシャリスト試験
システムアーキテクト試験
ネットワークスペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験

情報処理安全確保支援士試験

出題形式
内容変更

新試験制度の開始時期

2027年春
・ITパスポート試験
・情報セキュリティマネジメント
・基本情報技術者試験
2027年夏から秋頃
・データマネジメント試験(仮称)
・プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各試験
・情報処理安全確保支援士試験

実施時期・期間の詳細は検討中とのことです。

通年開催になるか、2026年度試験のように前期・後期と開催時期が限定される可能性もあります。

全て選択式に変更となる

今回の発表の中で受験者に取って最も影響があるポイントとして、試験再編後は全て選択式に変更となります。

選択式の問題であれば、わからなくてもとりあえず解答することができますし、選択肢からヒントも貰えますので、一般的には難易度は下がると考えられます。

ただし、記述式や論述式では部分点がありましたが、選択肢では部分点はありません。

確実な解答が求められることやケアレスミスが致命的になるなどのデメリットはありますので、人によっては記述式の方がよかったと考える方もいるでしょう。

少数意見ではあると思いますが、そのように考える方は2026年度中の受験をおすすめします。

現行試験と比較した難易度

応用情報技術者試験に関しては、再編されてプロフェッショナルデジタルスキル試験となることで、高度試験レベルの知識も出題されるようになるため、難易度は上昇すると考えられます。

各高度試験に関しては選択式となり、応用情報技術者試験レベルも出題されるプロフェッショナルデジタルスキル試験となるため、難易度は下がると考えられます。

情報処理安全確保支援士に関しては単純に選択式になることで難易度は下がると考えられます。

試験名
難易度
理由
応用情報技術者試験 上昇 高度試験レベルの知識が必要
各高度試験 低下 応用情報技術者試験レベルも出題+選択式となるため
情報処理安全確保支援士 低下 選択式となるため

今回の発表を踏まえて2026年度試験を受けるべきか

これまでは、勉強を続けて2026年度試験を受けましょうと言ってきましたが、今回の発表を踏まえると…

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は2026年度試験を受けた方がよいと考えられます。

理由としては、先にも述べましたが再編されてプロフェッショナルデジタルスキル試験となると全て選択式になりますが、応用情報技術者試験に加えて高度試験相当の知識も問われるため難易度が上昇すると考えられるからです。

現行の応用情報技術者試験であれば、問1のセキュリティは必須ですが、残りは10問の中から4問を選択することができます。

そのため、苦手な分野を避けたり、比較的得点しやすい分野を選ぶことができました。

一方、プロフェッショナルデジタルスキル試験では、出題領域がマネジメント、データ・AI、システムに限定されます。

ご自身のスキルセットと合致していれば対応しやすいですが、そうでない場合は苦手な領域を避けにくく、必要に応じて幅広く学習しなければならない可能性があります。

現行試験のメリット
・応用情報技術者試験レベルのみで受験が可能
・10問中4問選択であるため苦手な問題を回避しやすい
・勉強方法が確立されている
・噂レベルだが受験者数が減るイレギュラー時には合格者確保のため難易度調整や採点が甘くなる
変更後のメリット
・ALL選択式

各高度試験

各高度試験に関しては、転職や昇進などで2026・2027年度中に取得しなければいけない理由がある場合に受験をすればよいと考えられます。

試験が再編されることでネットワークスペシャリストなどの現在の各高度試験の名称は完全に消えますので、現行の試験区分で取得できるラストチャンスです。

また、プロフェッショナルデジタルスキル試験という名称が世間に定着する2~3年程度は、高度試験保持者の希少価値が高まります。

このメリットを活かすのであれば2026年度中の受験がおすすめです。

ただし、希少価値があるのは試験名称が認知されるまでの2~3年程度の一時的なものです。

このために勉強してまで受験をするかはコスパ・タイパを考えると悩みどころではあります。

現行試験のメリット
・勉強方法が確立されている
・噂レベルだが受験者数が減るイレギュラー時には合格者確保のため難易度調整や採点が甘くなる
・取得できれば2~3年は希少価値がある
変更後のメリット
・応用情報技術者試験レベルの追加+全て選択式で難易度の低下

情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士に関しては、転職や昇進などで2026・2027年度中に取得しなければいけない強い理由がない限りは2026年度に試験は受けず、制度変更後の2027年度以降に受験するのがよいと考えられます。

全て選択式となった変更後で受験した方が難易度も低下して取得しやすいと考えられるからです。

さらに、情報処理安全確保支援士に関しては制度変更後も試験名称が変わりません。

そのため、企業側は資格の保持だけの確認のみにとどまり、取得時期を確認して現行試験の記述ありで合格したのか、変更後の試験で選択式で合格したのかまでの確認まで見るケースは多くないと考えられます。

2027年度以降にいずれ受ける・最終的に取得しなければならないのであれば、2026年度にも受験しておくという選択肢もあります。

現行試験のメリット
・勉強方法が確立されている
・噂レベルだが受験者数が減るイレギュラー時には合格者確保のため難易度調整や採点が甘くなる
変更後のメリット
・全て選択式で難易度の低下

個人的な感想

2025年8月にCBT化が発表され、2026年3月に試験再編が発表されました。

CBT化の発表時にも感じましたが、IPAの試験といえば、春と秋の年に2回、大学などの試験会場に集まって、長時間拘束されながら受ける記述・論述試験だと思います。

2026年度にはCBT化され、2027年度には選択式となることで、ベンダー試験との差別化がなくなり、これまでのIPAらしさが失われてしまう、少し寂しい気持ちを感じます。

また、全て選択式にすることで特に採点面で運営側の負担が減りますので、翻訳するだけで英語版の試験やその他の言語版を作成・実施が容易になると考えられます。

今後、海外人材も増えることへの対応とも考えることができるとも考えられるかと思います。

まとめ

・ITパスポート試験の内容変更
・データマネジメント試験の新設
・応用情報技術者試験・高度試験の廃止
・プロフェッショナルデジタルスキル試験(マネジメント、データ・AI、システム)の新設
・2027年春から、ITパスポート試験・情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者試験を新試験制度で実施
・2027年夏から秋頃から、データマネジメント試験(仮称)・プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)の各試験・情報処理安全確保支援士試験を新試験制度で実施
・再編後は全て選択式に
・全て選択式になることで難易度の低下が予想される
・応用情報技術者試験は2026年度中の受験がおすすめ
・高度試験は転職や昇進で必要な方は2026年度中の受験がおすすめ
・高度試験に関して、新試験の名称が認知されるまでの2~3年は希少価値が上がる
・情報処理安全確保支援士は新試験制度の2027年度の受験がおすすめ

追加の発表があれば、またご紹介をします。

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鋭意作成中に付き少々お待ち下さい。

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