半年(4月・10月)に1回の応用情報技術者試験・各高度情報処理技術者試験の試験日が近づいてきました。
試験当日になるべくベストな状態で試験に挑んで欲しいので、過去5回以上は受験したことがある私の経験を元に前日・当日に行うべきことをご紹介します。
記載している内容は当たり前じゃんと思うかもしれませんが、当たり前のことが重要なのです。
高度試験を申し込んだけど勉強していない方へ
高度試験を申し込んだけど、今回の受験を諦めようとしている方。
ちょっと待って下さい!!
午前Ⅰ免除の資格を持っていないのであれば、午前Ⅰだけ受験してみてはいかがでしょうか。
午前問題は暗記ゲーで過去問から合格ラインの6割(30問中18問)は出題されますので、過去問をしっかり暗記すると合格することができます。
なので、午前Ⅰだけなら前日に勉強するだけで十分合格できる可能性があります。
午前Ⅰに合格すれば、次回以降2年(4回)に渡って午前Ⅰが免除されます。
午前Ⅰ試験は9:30開始ですが、午前Ⅱ試験は10:50開始ですので、朝早く起きる必要がなくなるという1日頑張るだけで結構なメリットを得られます。
試験時間は9:30~10:20で途中退出不可ですが、1日を棒に振るほど時間は取られませんので、1日だけ勉強して午前Ⅰを受験してみることをオススメします。
試験の勉強方法はこちらに記載しています。
試験前日に行うべきこと
それでは、まず試験前日に行うべきことについてご紹介します。
- 試験対策
- 試験会場までの経路・所要時間を調べておく
- 証明写真の撮影・貼付
- 持ち物の確認
【前日】試験対策
応用情報技術者試験・各高度情報処理技術者試験午前試験・午後試験がありますので、長丁場で結構疲れます。
試験の前日は翌日に備えて、あまり勉強しないのが個人的にはオススメです。
とは言え、前日に勉強しないのは不安ですので、最低限の対策をご紹介します。
【前日】午前試験対策
午前試験は暗記ゲーです。
試験前日ですので、問題を見て瞬時に解答することができるレベルにまでなっている状態かと思います。
『過去問道場』などのWebから解答することができるサイトを用いてポチポチと数年分解いてみて、ちゃんと暗記できているなと確認する程度にとどめておくのがよいかと思います。
もし瞬時に解答することができるようになっていない方がいれば、試験前日ですが早急に覚えてください。
【前日】午後試験対策
午後問題は解くだけで疲れますので、新たに問題を解く必要はありません。
これまで解いた問題を復習として、自分が解いた紙やノートを見返して、この文章から判断してこう解答したというように考え方を振り返る程度でよいかと思います。
【前日】試験会場までの経路・所要時間を調べておくこと
前日のうちに試験会場までの経路や到着までに何分かかるかといった所要時間を調べておきましょう。
Googleマップでドアtoドアの時間を検索すると、隣駅でも意外とかかったりします。
また、高度試験の場合は午前Ⅰ試験、応用情報の場合は午前試験の開始時間は9:30ですが、試験開始の時間の15分前から、問題用紙・解答用紙の配布、注意事項の説明などを行うため、集合時間は実質9:15となります。
試験開始後30分以内であれば途中入室することも可能ですが、試験官や他の受験生から白い目で見られたり、名前や受験番号を記載する分、試験時間が短くなってしまい、焦りからミスにつながりかねませんので、当然ながら遅れることやギリギリに入室することはオススメできません。
ですので、当日になって調べて、『やばい遅れる!!』なんてならないように前日のうちに調べて、何時に起きて、何時には家を出る必要があるということを調べておきましょう。
【前日】証明写真の撮影・貼付
受験票に証明写真を貼る必要がありますので、前日までに撮影しておきましょう。
証明写真機は駅にある場合が多いですが、試験会場の最寄り駅に確実にあるわけではありません。
行ってみて、『ない。。どうしよう。。』とならないように、自宅などの最寄り駅で撮影しておくことをオススメします。
また、証明写真機ですと700円程度かかりますが、自撮りした写真などをコンビニで証明写真のサイズで印刷してくれるサービスを利用すると、3枚200円で印刷することができます。
就活・転職用としてはオススメできませんが、試験用としてはこちらのサービスで十分だと思います。
貼付も当日ではなく、前日までに済ませておきましょう。
のりやハサミを持っていく必要や忘れた際に試験官や周りの方から借りるということをしなくてすみます。
【前日】持ち物の確認
試験を受験するためには以下の持ち物が最低限必要となりますので、前日までに準備しておきましょう。
- 受験票(証明写真必要)
- 検温用紙
- 腕時計
- えんぴつ・シャーペン・消しゴム
受験票用の証明写真を撮影・貼付しておくことは先ほどご紹介しました。
某ウイルスの関係で最近の試験では事前に検温をした体温を記載する用紙の提出も必要となっています。
検温は当日ですが、紙の提出が必要であることを確認しましょう。
試験において時間配分は超重要ですので、腕時計は持参しましょう。
残り時間がわからない状態で試験に挑むのは、焦りや不安、色々な感情と戦いながらの試験となりますので、ベストな状態とは言えません。
受験会場に時計がない場合や自席からは見えにくい場合がありますので、必ず腕時計を持参するようにしましょう。
腕時計は当然ながらAppleWatchなどのスマートウォッチはNGです。
そして、意外と忘れがちなのが、えんぴつ・シャーペン・消しゴムです。
学生のときは常に筆箱に入っていたとは思いますが、社会人になるとボールペンを使うことが多くなり、筆箱に入っていないことやそもそも筆箱を持っていないという方も多いのではないでしょうか。
午前問題はマークシート式のため、ボールペンの種類によっては反応せずに機械が読み取れない可能性があります。
午後試験は記述式で人が採点を行うため、読み取られないことはないですが、書き間違いが許されない縛りプレイとなってしまいますので、忘れずに用意しておきましょう。
ちなみに、机の上にはハンカチやティッシュ、目薬なども置くことができます。
ティッシュは手が汚れたり、解答用紙を汚さないように手の下に敷いて使用していました。
試験当日に行うべきこと
試験当日に行うべきことをご紹介します。
- 試験対策
- 昼食は持参すること
- トイレは混む
【当日】試験対策
試験当日は試験対策は正直行わなくていいと思います。
非常に長丁場の試験となるので、少しでも体力を温存しておくべきだと思います。
行うにしても午前問題を少し復習する程度にとどめておくのがよいかと思います。
【当日】昼食は持参すること
高度試験を受験される方は昼食は朝のうちにコンビニで購入するなど、持参していくことをオススメします。
高度試験の場合、午前Ⅱ試験の終了時間は11:30で、退出不可です。
午後Ⅰ試験の開始は12:30ですが、15分前程度から問題・解答用紙の配布や注意事項の説明が始まりますので、昼休憩は実質45分程度です。
飲食店は混み合う時間帯ですし、試験日は日曜日ですので、この45分間で食べて戻ってくるというのはかなりリスキーです。
そして、昼休憩時間にコンビニに買いに行くというのも避けた方がいいです。
他の受験者の方もコンビニに行くため混雑するのと、受験者の多くはおにぎりなどの食べやすものから購入していきますので、食べにくい弁当や匂いの出るようなものしか残っていない場合があるからです。
バタバタした状態で午後試験に望むよりも、落ち着いて昼食を取り、余裕を持って午後試験に望んだ方がよいと思いますので、朝のうちにコンビニで購入するなどすることをオススメします。
試験会場近くのおいしいごはんを楽しむのは試験終了後にしましょう。
応用情報を受験される方は、昼食は持参しなくてもしてもどちらでもよいかと思います。
午前試験の試験時間は9:30~12:00ですが、途中退出が可能です。
午前試験を問題を見たら瞬時に解答できるレベルになっていれば、1時間足らずで試験は終了するかと思いますので、実質昼休憩は2時間以上あることになります。
ですので、11時頃に途中退出し、試験会場近くのおいしいごはんを食べる時間は十分にあります。
好きなものを食べて英気を養って午後試験に望むのもよいかもしれません。
【当日】トイレは混む
準備すべきことではなく、覚悟しておいてねという内容ですが、男子トイレはめちゃくちゃ混みます。
特に高度試験の午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験の合間は会場によっては小をするのにも10分以上並ぶ場合があります。
会場次第ですが、例えば大学が受験会場であれば、違うフロアのトイレが使用できたりしますので、近いトイレが早いトイレじゃないということを考えつつトイレをご利用ください。
トイレに並んでいて、試験の開始時間に遅れても、試験時間が伸びるなどの救済措置はありません。
試験中に試験官に伝えれば、トイレに行くことは可能です。
トイレに行ったことによって、試験時間が伸びるなどの救済措置はないので、混みますがなるべく試験開始までに済ませておくのがよいかと思います。
逆に女性トイレは混みません。
デパートやショッピングモールだと逆なんですけどね。。
まとめ
試験当日になるべくベストな状態で試験に挑めるように勉強以外の面でも準備しておきましょう。
前日に行うべきこと
- 試験対策
- 試験会場までの経路・所要時間を調べておく
- 証明写真の撮影・貼付
- 持ち物の確認
当日に行うべきこと
- 試験対策
- 昼食は持参すること
- トイレは混む
さいごに
過去5回以上受験をしてみて、感じた当日・前日すべきことをご紹介しました。
みなさまが合格できることを祈っております。