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【CCNP→CCIE】Cisco認定試験の改定内容について

資格・勉強法
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どうも社内ニートです。

2019年12月にCCNPの更新が完了しました。


現行のCisco認定試験は2020年2月23日をもって終了し、
2020年2月24日から大幅に改定されたCisco認定試験となります。
現行のCCENT、CCNA、CCNP、CCIE全てが改定されます。
私はこの中でCCIEを目指し勉強を進めようとしていますが、
何がどう改定されてしまうのかというところを今更ですがまとめてみました。

注意

この記事は現在CCNPを持っていて、これからCCIEを目指そうという方向けの記事となります。
また本記事内に記載していることは、あくまで私個人が調べた内容です。
正式な内容は参照元として掲載していますCisco社のページにてご確認ください。

現行のCCIE Routing&Switching


CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)Routing and Switching(以降:現行のCCIE)は、
ネットワーク関連の資格において、最難関試験です。
その必要勉強時間は2000時間とも言われ、
1年や2年毎日何時間も勉強してようやく取得できる資格です。

認定されるには

現行のCCIE R&Sに認定されるには2つの試験に合格する必要があります。

CCIE Routing and Switching 筆記試験

CCNAやCCNPのようにピアソンVUEで予約し、テストセンターでの受験になります。
こちらを合格することで、ラボ試験を受験する権利を得ます。

CCIE Routing and Switching ラボ試験

ラボ試験は実技の試験で、実際にネットワーク機器を操作しての試験となります。
試験時間は8時間もあり、かなりの難易度と体力を要する試験となります。
会場はテストセンターではなく、Cisco社のラボでの試験となります。
予約の空き状況次第では東京での受験ではなく、海外に行って受験する方もいらしゃったりします。

改定後のCCIE


改定後のCCIEはCCIE Enterprise Infrastructure(以降:改定後のCCIE)という名称に変更されます。

改定後のCCIEに認定されるには

改定後のCCIEでも2つの試験に合格する必要があります。

コア試験

試験名:Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies (ENCOR 350-401)に合格する必要があります。
こちらは改定前のCCIEの筆記試験にあたります。

ラボ試験

試験名:CCIE Enterprise Infrastructure v1.0に合格する必要があります。
同名ですが、こちらも同様に改定前のCCIEのラボ試験にあたります。

改定後のCCIEの大きい変更点

改定にあたり大きい変更点は4点です。
個人的にはメリット2つ、デメリット2つと感じます。

メリット①:事前の筆記試験は実質ない

改定後のCCIEの筆記試験にあたるコア試験EOCOR 350-401はCCNPと同一の試験となります。
改定後のCCNPを取得する際にENCOR 350-401は必須で合格する必要があります。
CCNPを取得すればCCIEのコア試験に合格していることになります。
つまり、すぐさまCCIEのラボ試験を受験することができるということになります。
なので、コア試験は実質ないとも言えます。

現行のCCNPを持っていて改定後のCCIEを受験する場合

私のように改定前のCCNPを持っていて、
改定後のCCIEを受験しようとしている方はどのようにすればよいでしょうか。
Ciscoの公式ページで確認しましたが、いきなりCCIEのラボ試験を受験できます。

引用元:8ページ、9ページ参照


私を例に取ると、2019年12月8日にCCNPの更新を行いましたので、
有効期限は2022年12月9日までCCNPが有効です。
この2022年12月8日までは改定後のCCNPも有効となります。
つまりENCOR 350-401が有効となるため、
2022年12月8日まではコア試験を受験する必要がなく、いきなりCCIEのラボ試験を受験することができます。
また、現行のCCNPのROUTEとSWITCHを取得されていて、TSHOOTを取得されていない方は、
2020年2月24日以降にCCNPは認定されませんが、ENCOR 350-401は認定されます。
つまり、この方もコア試験を受験する必要なくCCIEのラボ試験を受験することができます。

メリット②:有効期限の延長

改定後のCCIEの有効期限は3年となります。
現行のCCIEの有効期限は2年とサスペンドという停止期間が1年です。
サスペンドの期間はCCIEが停止状態となりますが、その期間中に更新することで有効となります。
他の試験と有効期限が同一となるため、仕組みがわかりやすくなったと感じます。

デメリット①:ラボ試験の試験構成の変更

ラボ試験の概要を見てみると、


トータル8時間の試験の内訳として、

  • モジュール1:設計(3時間)
  • モジュール2:導入、運用および最適化(5時間)

となっています。

モジュール1:設計の説明を詳しくみていくと、実際に機器に触れることはないと記載があります。
コア試験≒事前の筆記試験はなくなりましたが、ラボ試験の中に事実上の筆記試験が含まれる形となったと感じます。

デメリット②:試験範囲

改定が発表された2019年6月頃にネットワーク界隈を激震させたのが試験範囲の大幅変更です。


具体的には

  • SD-WAN
  • プログラミング(Python)

の追加です。
確かに業界全体としてSD-WANという言葉が3年くらい前から流行してきています。
SD-WANをAPIで設定することやステータス取得することの自動化も当たり前となってきました。
そこで主に用いられるのがPythonです。
業界標準であるCiscoが試験に組み込むぐらいですので、
ネットワークエンジニアとして、SD-WANやプログラミングは避けれないというわけですね。。
学習範囲は大幅に増加したと感じます。

まとめ

CCIEの改定の主な変更点としては、

  • 事前の筆記試験を受けなくてもよくなる
  • 有効期限が3年となる
  • 筆記試験がラボ試験の一部となる
  • 試験範囲にSD-WAN、プログラミング(Python)の追加

事前に筆記試験を受ける必要がなくなったのは、ラボ試験は受験しやすくなると思います。
一方で、ラボ試験は試験構成の変更とSD-WANとプログラミングの追加により難易度が上がったのではと思っています。
まずは現行のCCIEと同じ試験範囲の部分を勉強しつつ、
SD-WANとPythonの基礎知識を付けていこうと思います。
変更があったとしてもCCIEを目指すことに変わりはないので、勉強するしかないです。。

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