どうもNWWです。
2020年12月末で東証一部上場企業を退職しました。
在籍期間は3年弱と短かかったですが、
退職理由と良かったところを振り返っていきます。
退職理由
退職理由は大きく3つあります。
- 外注思考が強い
- 成長スピードの鈍化
- 営業の力が強い
外注思考が強い
一番の退職理由は外注思考が強いということです。
企画・提案だけをして、開発・構築などを外注するということが多かったです。
私は企画・提案の仕事はもちろんのこと、
検証などのネットワーク機器をがっつりと触る技術的な仕事もしたかったのですが、
開発・構築などを外注するとなると、技術的なこと仕事はできません。
外注先に依頼することや、
できあがってきた成果物などをレビューするという作業が主なタスクでした。
外注せずに内製ですべきことは内製化して取り組んできましたが、
会社や部署としての方針は『外注すること』であり、
内製化した作業を行っていると上司から、
いつ外注するの?
と言われ続け、
会社や部署の方針と私がしたいことのズレが、
日に日に大きくなってきているということを感じていました。
外注すること自体は悪いことではないと思いますが、
外注しすぎるのもどうかと思います。
成長スピードの鈍化
入社して1年半ぐらいは、
やることやることが新しく日々成長を感じていました。
その後、案件が運用フェーズに入ったこともあり、
成長スピードが鈍化したと感じています。
企画・開発フェーズの案件にもアサインしてもらいましたが、
結局は同じことの繰り返しで、過去の事例からここは外注できそうだよねと、
より外注思考が強くなり、技術的な内容から遠ざかり、成長をあまり感じなくなりました。
営業の力が強い
私の勤めていた会社は営業の力が強い会社でした。
『転職の思考法』という本に下記のように記載されています。
<中略>
そしてこのエンジンと自分の職種が一致しているほうが、裁量権は持ちやすい。
<中略>
経営陣や主要メンバーのバックグラウンドを見ろ。大企業であれば、どの部門出身の人が出世しているのか。
役員クラスや役員に近い方々を見ても、営業出身の人が多く、
営業にエンジンがあったと思います。
営業の方々は獲得案件数や受注金額など数字で評価されます。
周りよりも数字が低ければ、ボーナスや昇進などは低く評価されますし、
数字が高ければ、高い評価を受けます。
案件獲得のために急ぎすぎたのか、
お客様と営業で決めた要件で構築しろと渡されたことがありました。
あとはよろしくね!!
受注しちゃっているしどうしよう。。
受注内容を確認すると、この内容では要件を満たせないことが発覚しました。
受注してしまっているのでどうにか無理矢理やるしかなかったり、
仕様や要件を変更してもらえるようにお客様に頭を下げに行ったりもしました。
もちろん全部がこんな状態ではありませんが、振り回される機会は多かったなと思います。
エンジニアにエンジンがある会社ならば、
営業がエンジニアに相談してから提案するなど、
振り回される機会も減ったのかなと思います。。。。
社内異動するという選択肢
もちろん転職をする前に今の部署から別の異動することも考えました。
他の部署の方々に話を聞いてみましたが、話を聞く限りは会社全体として、
- 外注思考が強い
- 営業の力が強い
ということは変わらないようでした。
むしろ外注思考が強くなり、さらに技術的な仕事から遠ざかってしまうようでした。
異動してもこの状況を打破できないので、
この会社に居続けてもやりたいことや成長はできないと判断して転職を決心しました。
入社して良かったか
退社理由が長くなりましたが、
大企業に入社して良かったかというと『良かった』と思います。
大企業に入りたい方は是非入るべきだと思います。
仕事の規模感や年収がグンッとあがります。
私には無理だよ。。
そう思うかもしれません。
私もそう思っていましたが、転職活動をしてみると、
すんなりと大企業に中途入社することができました。
大企業でもエンジニア不足ですので、応募してみると案外入社できるかもしれません。
大企業に入社して良かったと感じるところは4点ありました。
- 仕事の規模が大きい
- 予算が多い
- 給料が多い
- 福利厚生が強い
仕事の規模が大きい
お客様のほとんどが、名前の聞いたことのあるような大企業で、
日本全国に展開しているようなチェーン店などでした。
必然的にネットワークの規模も大きく、
前職の大手企業子会社では、
絶対に経験することができなかった知識や技術に触れることができました。
これが一番の目的で大企業に入社したので、転職した目的は果たせたかと思います。
予算が多い
予算が多いので、検証機が欲しいと言えば買ってくれます。
業務でがっつりと検証をする機会は少なかったのですが、
検証部材にだけは恵まれていました。
前職ですと検証部材は予約制で、
予約の取り合いとかで無駄な労力を使っていましたが、
好きなときに好きなだけ使用することができて快適でした。
年収が高い
入社してからの年収の推移です。
- 2018年:520万円(1月~3月は前職の給料+退職金+夏ボーナスなし)
- 2019年:650万円
- 2020年:730万円
2020年はボーナスの評価が良かったなどの若干イレギュラーはありますが、
社会人7年目で730万円は結構高い方かと思います。
前職の大手企業子会社でしたら、
管理職や30代後半で月に40時間以上残業してようやく貰える年収です。
残業はそこまで多くしているわけでもなく、平均残業時間は30時間ぐらいでした。
周りの方で40~60時間くらい残業している人もいましたので、
もっと貰っている人もいるかと思います。
福利厚生が強い
年休などの基本的な部分はもちろんきちんとしていますし、
資格を取得した際の合格祝い金の金額が多かったりもしました。
英会話が割引になるですとか、
何かが割引になるなどの割引系も豊富でした。
上場しているなどで社会的な情勢などには敏感で、
2020年4月頃からはほとんどフルリモートで仕事をしていました。
その他にもテレワークの仕組みがコロナウィルス以前からあったり、
今は入社した当時はプレミアムフライデーにも取り組んでいました。
最後に
約1年前にこんな記事を書いていましたが、
あらためて見返すと同じようなことを思っていました。
今となっては前々職になりますが、大手企業の子会社に勤めていた時は、
親会社である大企業にすごくあこがれをもっていました。
大企業に入社すればあこがれがなくなると思っていましたが、
外資系企業やコンサル企業のような、
技術やスキルが高く、年収も高い会社があり、上には上がいます。
入社してからはこういった会社に対してあこがれを抱くようになり、
今回は外資系企業へ転職をしました。
3年弱と短い間でしたが、様々な経験をさせてもらい大変お世話になりました。